Elgatoから出てるSTREAMDECK
アプリケーションの操作をプログラミングしてボタンに割り当てることができるデバイスです。
これでノーテーションソフトSibeliusをコントロールすることができます。
15コのボタンはそれぞれ3階層にマップでき、 キーコマンドなどのマルチアクションorフォルダ(次のレイヤーにいくもの) のどちらかを設定できます。合計210のアクションができるとのこと。(14×14)+14かな?
たくさんマッピングできるとはいえ、キーボードショートカットで使い慣れているものはあえてマッピングせずに、プラグインやタブから「どこにあったけな?」と探すような操作や、よく使うけど操作が何段階かあるものなどをアサインするのが便利な使い方だと思います。
アメリカの楽譜制作会社 NYC MUSIC SERVICESが作ったSibelius専用のマップNotation Expressを購入して使ってみましたが、自分で使いやすいようにアレンジしてみました。
ボタンのアイコンデザインと探しやすいボタン配置、カテゴリ分け(フォルダ)を工夫するのがポイント。ボタンが小さいのでできるだけ見た目でわかりやすいアイコンデザインにしようと思い、やりだすとはまる性格なのでアイコン画像作りに凝る・・・
STREAMDECK公式のサイトでオリジナルアイコンを作れるのですが、例えば音楽フォントの記号を入れたいときは、Sibeliusで記号をグラフィック書き出し→画像の背景を透過して使用すればOK!
NYCのアイコンデザインをそのまま使わせてもらったものもあるけど、並べたときに見やすいようカラーも工夫するといいです。
↑一番上の階層レイアウトはこんな感じ。
Pluginsのレイアウト。
そして何気に一番気に入ってるのはフィルターの機能を使うときのレイアウト。これは記号は使わずシンプルにグラデーションにした。アイカラーパレットのようなイメージです。使いにくかったら見分けやすい記号入れようかな~と。
また、マルチアクションとは操作を7回まで組み合わせることができるので段階的な操作をボタン一つで行えるのがおもしろいところです。
例えば私が組んだのは、スコアで余分な小節を削除するアクション。
小節をクリックしてから、
- 小節を縦に全選択
- スコアの最後までの小節を選択するキーコマンド
- Return
- ⌘+del
- スコアから小節を削除しますか?って出るアラートに対してReturnキー
ここまでをボタン1つでできるのは快感です。
ここのところオーケストラアレンジの仕事がたくさんあるので、使いながら改良していこうと思います。
STREAM DECK